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アルプス中央信用金庫

理事長あいさつ

理事長写真  会員の皆様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より格別なるご高配を賜わり心より厚くお礼申し上げます。
令和1年度のわが国経済を振り返りますと、良好な雇用環境のもと緩やかな回復基調が継続してまいりましたが、米中貿易摩擦の長期化、中東情勢をはじめとした地政学リスクによる懸念等から製造業を中心に減速傾向が続きました。昨年秋の甚大な自然災害の発生と消費増税後の個人消費の落込みも手伝って、中小企業の景況感は先行き不透明感が高まりました。加えて、昨年末から顕在化しました新型コロナウイルス感染症の世界的流行が続いており、経済活動は多大な影響を受けております。感染拡大の対応措置として、人の移動の制限等が強化されたことによって、実体経済への影響が深刻化するとともに、日本経済は短期的には大幅なマイナス成長になる可能性が高くなりました。
 金融業界におきましては、日本銀行によるマイナス金利政策の長期化に伴い利鞘が縮小するなど、本業の利益を示すコア業務純益は低水準での推移を余儀なくされています。年度末には、新型コロナウイルス感染拡大を引き金とした世界的な株価急落や金利上昇などで金融市場が混乱いたしました。余資運用においても暫くは運用難が続くものと思われます。また、金融分野におきましてもフィンテック企業などの参入により、新たなサービスの領域が広がりつつあり、信用金庫を取り巻く経営環境に大きな変革をもたらしています。
 このように大変に厳しい経営環境ではございましたが、業容面におきましては、預積金は、個人・法人ともに堅調に推移して38億円増加の3,197億円になりました。一方、貸出金は、個人の資金需要が低迷したものの、地方公共団体向け貸出が堅調で、31億円増加の1,274億円になりました。業績面におきましては、資金利益、役務取引等利益が増加したため業務粗利益が改善いたしました。さらに、健全性を向上するための貸倒引当金1億88百万円を積み増し、当期純利益3億42百万円を計上することができました。自己資本比率は、有価証券投資を積極的に進めてきた結果、0.70%低下の10.47%になりましたが、コア自己資本額は1億2百万円増加いたしましたので、健全性を強化することができました。
 当金庫では、住宅ローン営業体制の強化を図るため、昨年9月、本店営業部内に新たにローンセンターを設置いたしました。各種ローンの相談充実を図るとともに地元工務店様等との連携にも力を入れてまいります。さらに、本年4月1日、多様化する顧客ニーズに機動的に対応していくため、業務推進部を改編して営業統括部を新設いたしました。同時に、審査部にあった企業支援室を営業統括部に移設いたしましたので、営業地域内の事業者全先を訪問する「課題解決支援プロジェクト」のより一層の深化とともに、経営者の皆様への解決策の提案を通じて地域活性化を図ってまいります。
 5月下旬に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言は全都道府県で解除されましたものの、今後も新型コロナウイルス感染症の影響により地域経済の一段の冷え込みが予想されます。「地域経済を守る」という共通認識のもと、役職員一同、「Face To Face」でお客様と真摯に向き合い、地域に元気が戻るよう全力を挙げてお取引先の支援を強化してまいる所存でございます。何卒、倍旧のご愛顧とお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

 

理事長名

2020年7月
理事長